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まちなか診療所
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2025年11月17日 更新
【日程】令和7年8月27日(水)【内容】参加人数:105人(ハイブリッド開催)
講 義:「入退院支援における医療介護の連携」 資料 富山県立大学 看護学部 在宅看護学 講師 北林 正子 氏
内 容:
地域医療構想では85歳以上の人口の増加や人口減少がさらに進む2040年とその先を見据えて、これまでの回復期機能について、その内容に「高齢者等の急性期患者について、治療と入院早期からのリハビリ等を行い、早期の在宅復帰を目的とした治し支える医療を提供する機能」を追加し、「包括期機能」として位置づけられた。
患者が退院後も住み慣れた地域で継続して生活できるよう、入院前から関係者との連携を推進し、円滑な在宅復帰を目指して「入院時支援加算」や「入退院支援加算」などが設けられている。
入退院支援のプロセスには三段階ある。第1段階(外来・入院決定〜入院3日以内)は「退院支援が必要となる患者の把握」、第2段階(入院3日〜退院まで)は「受容支援・自立支援 暮らしの場に帰るためのチームアプローチ」、第3段階(必要となった時点〜退院まで)は「サービス調整(退院調整)」である。多職種が互いの専門性を活かしチームで連携・協働していくことが重要である。
話題提供1:「急性期病院における入退院支援の実際」
富山赤十字病院 患者支援センター 看護師長 加藤 真理子 氏
<ポイント>
急性期病院では、入院時からケアマネジャー等と連携し、元の場所に戻ることはもとより、本人の選択や本人・家族の心構えを支えている。医療者がバリアにならないこと、専門職同士がお互いを知り顔の見える連携をすることを大切にしている。
話題提供2:「地域包括ケア病床における入退院支援の実際」
横田記念病院 地域連携室 主任・医療ソーシャルワーカー 笠木 悠史 氏
<ポイント>地域包括ケア病床では、切れ目のない情報提供(入院前の状況を把握し、退院時は入院中の状況を適切に伝える)、地域間ネットワークの構築(同じ目標に向け多職種連携し地域全体をつなぐ)、患者さんの視点を忘れないことを大切にしている。
コーディネーター:まちなか診療所 管理者 三浦 太郎 氏
【参加者の声】
・病院の機能や入退院支援の流れ・プロセスについて整理できた。日頃の取り組みを見直すきっかけになった。 ・急性期病院の退院調整担当者の一日のスケジュール等を聞き、イメージが膨らんだ。スムーズな退院支援につながる ように、必要な情報を普段から整理し、相手が何を知りたいのか考えて情報共有していきたい。 ・地域包括ケア病床における濃厚な調整や多職種連携を知り、大変参考になった。他職種とのコミュニケーションを 今まで以上に意識し、顔の見える関係を築いていきたい。 ・本人の自己決定を支えていくことの大切さを再認識した。 ・普段電話でしか話をしない方と直接会って意見交換することができた。同じような悩みや困りごとを共有できた。
【当日の様子】
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